joy in love♪

心の声に素直になって、トキメキ・わくわくで生きること。時に恐れと向き合い、もまれながらも「愛と光を感じて人生を楽しく喜んで創っていく」人生を創ることに挑戦中!

父親の愛:「子供に愛されなくても、子供を愛する大きな愛」

キンコン西野さんのブログを読んで

lineblog.me

 

わが子のために、必死に働くお父さん。

 

父は、ぶっちゃけ神経は意外に繊細で(モラハラしてるのにね)
プライド高くて、正直、ちょっとめんどくさい。

 

でも、わが子を幸せにするために必死だったことを

本当の私は知っている。

 

小学生の頃から、父は口を開くと「お金が足りない」と

よく言っていた。

 

湯を沸かすときはポットじゃなくて、都度やかんを使う。

なれたらなんともなくなりはするんだけど、最初は「なんだかなー」って思っていた。

みんなはポットを使っているのに、なんでうちだけやかんなの?って思ってた。

 

そして、ほしいものをいうと「高いから」という理由で

1000円の服すら出し渋ることが、子供の頃からイヤで。

服と下着を合わせて、1000円まで、と言う決まりだったので

思ったようなかわいい服をきれなくて、心残りになった思い出がありました。

 

でも実は、自分の趣味には毎月7万以上もかけていて

自分の生活は楽しんでいた。

 

色々思い起こしても

普通に「わがままで自分勝手なケチ」な父だ。苦笑

 

実際は本当に足りないのではなく、そこに使いたくないという主張だとわかり

腹を立てて抗議したが、受け入れてもらえず悶々として

「なぜ日常生活に不便してまで、節約をするのか?」と何度も聴いたが

「お金が大事だから」の一点張りだった。

「それは大事にしているんじゃない。ただのけちだ」とズバリ直球でいい

よく逆切れされ、暴言を吐き、その言葉に傷つき泣いて

その間に母は入っていたが、父の機嫌を直すことを最優先だったため

私の気持ちを聞いて、わかることはなかった。

「とにかく、父に謝ってほしい」

最後は母に頭を下げて頼まれ、あたしが父に頭を下げる。

「お前が悪いんだ。それがわかればいいんだ」

と上から誇らしげに言う父が大嫌いだった。。

「いや、本当に悪いのはそっちでしょ?人のせいにしないでよ」

と内心腹を立てていたが、口に出すと再び火がついてこっちに被害が及ぶのは明らかだったので、私が我慢することで抑えていた。

 

そのパターンを強要する母も、本当のことを言われて逆切れする

キャパが小さい父も大嫌いだった。

 

これが他人なら距離を置いたり

関わらない選択が出来るが、自分の親に対して小学生の自分にはそれができない。

「なんで親の庇護がないと私は生きていけないのか」と、己の無力さをこのときとことん味わった。

 

小学生低学年の時、自己紹介帳みたいなものがはやって

友達に書いてもらった後、父と母にも同じように書いてもらった。

今でも忘れないのですが、大事なものの欄に

「金、金、金、妻」と書かれていたことが、子供心にショックだった。。。

 

「一番愛してしかるべきお母さんより、そんなにお金が大事なのか・・・」

「そんなにお金が好きなら、離婚してお金とだけ一緒に過ごしたらいいのに。

お母さんがかわいそう過ぎる。

私はお母さんを救いたい。

おかあさんを一番に大切に思う人と一緒になって、お母さんが幸せになってほしい。

別れたら、、私はお父さんにはついていかない

むしろ別れたらせいせいするから、むしろさっさと別れてほしい」

「それにお金がそれだけ好きで、なおかつ大事なものの中にあたしがいない。

お父さんにとって、あたしは要らない子なんだ・・・

だったらさっさと私を捨ててくれたらいいのに。

関わっても100害あって1利ないし。

あ、でも外に対していい顔をしたい人だから

それが出来なくて義務であたしを育てているのか・・・

(実際に「そんなにあたしがいやなら、この家から捨てて」と父に言ったら

「親は育てる義務があるから、捨てれない」と言われたので

「義務だから育ててるのか」と当時の私は解釈した)

それだったら、いや過ぎる。せつな過ぎる。悲しすぎる。

子供に愛をもてない親なんて、あたしの親じゃない。

てか、そんな親はあたしから捨てたい!

戸籍上名義上あの人がいるだけで、本当はあたしに父親なんていないんだ。

生きているだけでこの人に貸しを作りながら生きていくのか・・・

早く大人になって、父から離れたい」

 

モラハラ経験と極端な思考と複雑な心境を持ったまま、育っていった。

 

今になっても父のお金に対する執着はかわらず

「扇風機を使うのに、1シーズン3000円払え」と要求してきたり

わけのわからないルールに、勝手に従えようとするので

「自分で買うから家の扇風機はいらない」と取り合わなかったら

しぶしぶ「これ、お前にやる」と扇風機を送ってきたり。

(いまさらいらんし)と意地の張り合いになるわけです。苦笑

 

じゃあなんで、この父との関係から

「わが子を幸せにする」がわかったのかと言うと

お金の執着が、世代間連鎖だと知ったから。

 

おじいちゃんが事業に失敗し、家が貧困生活になった。

そのおじいちゃんを見返すために、堅実な職業でお金に困らない生活をしようとした。

それは自分の趣向を曲げても貫こうとし

結婚をするときに、技術職から営業職へ変えたという。そのほうが儲かるからだ。

 

そして、お金を持つことがアイデンティティを保つことにもつながっており、お金に目がくらみながら働いていた。

外に対して「お金に不自由していない自分」を魅せることで、ちちはおじいちゃんに復讐しているのだ。。

 

そして、有事の際にはお金があれば何とかなる、と思い、それが家族を大切にすること

と思い込んでいる。

本当は家族に愛があるのだけれど、素直に表されていない。。

ということだったのだ。

 

私の言葉に、自分の愛が伝わっていないことはきっと感じていただろう。

でも、父の形で、父はそれでもかぞくを愛していた。大切に思っていた。

 

子供が愛してくれているから、自分が愛するのではなく

自分の愛が伝わっていなくても、家族を愛してた。

懐が大きい。父の愛。

 

外の世界で戦い、命を危険にさらすことがあっても

家族を守り、育て、愛してくれていた。

その大きな愛を知り、受けいれたとき、私は父の見方が変わった。